難治性の慢性咳嗽について
~咳過敏症が隠れているかも~
							
					 
						難治性の慢性咳嗽は、
「治療抵抗性」と「原因不明」の2つの状態に分けられます1)。
						咳の原因と考えられる病気の治療を行っても長引く咳を「難治性の慢性咳嗽」と呼び、以下の2つの状態に分けられます。
 
									治療抵抗性の慢性咳嗽
									
										慢性咳嗽の原因となっている病気が特定され、考えられる治療を行っているにもかかわらず、咳が続くもので「治療抵抗性の慢性咳嗽」と呼ばれます1)。
									
								 
									原因不明の慢性咳嗽
									
										さまざまな検査や治療を行っても長引く咳の原因がわからないもので「原因不明の慢性咳嗽」と呼ばれます1)。
									
								難治性の慢性咳嗽に隠れている咳過敏症
難治性の慢性咳嗽の原因の1つとして、通常では反応しないわずかな刺激(冷気や香水の匂い、煙、乾燥、会話など2))で咳が誘発されてしまう「咳過敏症」が隠れている可能性があります3)。
 
							引用文献
- 1) 咳嗽・喀痰の診療ガイドライン2025 . 東京:メディカルレビュー社;2025.より作成
- 2) Matsumoto H, et al. Ann Am Thorac Soc. 2017; 14(5): 698-705.
- 3) Morice AH, et al. Eur Respir J. 2014; 44(5): 1132-48.
長引く咳には、
病気が隠れているかも
しれません。
    放っておくと重症化する可能性がありますので、早めに医療機関を受診するようにしましょう。
専門医が原因を特定し、あなたに合った治療法を提案します。いますぐ最適な医療機関を検索しましょう。
症状を上手く伝えられず、治療につながっていない方もいるかもしれません。そんな方は受診サポートシート(保存可能)もご活用ください。