* 個人の感想・意見であり、すべての方があてはまるとは限りません

患者体験談①

夜間中心のせきで睡眠や仕事の妨げに。

体験談1
Profile

20代女性、会社員

せきが続いた期間
6ヵ月

どのようにせきが出るようになりましたか?

最初は夜中寝ているときに途中で目覚め、突然せきが止まらなくなりました。ミント系の飴をなめて飲み物を飲むと一時的に止まるのですが、またしばらくすると止まらなくなる、の繰り返しで睡眠時間がとれませんでした。

3ヵ月くらい経つと、通勤中の電車内や職場でもせきが止まらなくなることが増えてきましたね。仕事中のせきの頻度は日によってまちまちで、数回程度の日もあれば、四六時中出るときもありました。5〜10分ほどせきが止まらなくなり、吐きそうになるときもありましたね。

休日は少し落ち着いていましたが、今振り返ると仕事のことを考えるだけでもせきが出やすくなっていた気がします。

せきのために困っていることは何ですか?

私自身の睡眠不足だけでなく家族を夜中に起こしてしまうことが申し訳なくて、精神的にも身体的にもダメージを受けていました。せきがひどいときは、客先対応をリモートに変えていたのですが、それでもつらい場合はお休みをいただきました。

主な移動手段が電車のため、通勤中の電車内で止まらないせきをしたとき、周囲の視線が嫌で電車を降りたことも1度や2度ではありません。思い出してみると、自分の生活が相当制限されていたのだと感じます。

眠れていないので、仕事に全く集中できず、頑張りたいのに頑張れない状況が続く。ブライベートでは、映画館に行くのも周りに迷惑をかけてしまうので我慢。友人家族と遊ぶ約束をしても、せきが出過ぎると小さな子どもにとってよくないかと思いキャンセル。「何かしようと思ってもできない」の連続でした。

体験談4

病院に行ったきっかけを教えてください。

病院に行ったのは、せきが出始めてから6ヵ月近く経った頃です。それまで仕事が忙しく行く時間が全くなかったのですが、特に夜間のせきで3〜4時間ほどしか眠れず仕事に支障が出たため、仕事を早退して内科に行きました。

これまでにどのような治療を受けてきましたか?

最初は原因がはっきりわからず、気管支がもともと狭いことや胸焼けもあったため、ぜん息または逆流性食道炎と診断されましたが、薬を飲んでも改善しませんでした。

そこで、直近の数ヵ月間で休日出勤が増え、しっかりと休めない日が続いていたことや、最初はせきから始まり、その後せきの悪化、そのほかに体調不良もあったことを話してみたのです。すると、医師からは 「精神的な原因や刺激に対する過敏症からもせきは起こりうる」と言われ、ぜん息などの薬だけでは不十分な可能性や、仕事量を調整するなどのストレス管理も大事だと教えていただきました。

現在では、上司に相談し仕事量を抑えながら追加で処方してもらった薬を飲んでいます。

私自身、大丈夫でなくても「大丈夫です」とよく言ってしまうのですが、改めて自分の置かれている状況を医師に伝えることが大事なんだと実感しています。

体験談4
慢性咳嗽体験談②
慢性咳嗽体験談TOPに戻る