咳を止めたい時はどうすれば良い?咳を抑える・予防する方法
2025年03月24日

咳は、日常生活を妨げ、不快なものです。特に夜中に咳が止まらず、眠れないという方も多いのではないでしょうか。咳は、体内に侵入した異物などを排出するための防御反応ですが、時に病的なものもあり長引くと気管支や肺に負担をかけることもあります。今回は、自宅でできる対処法や、病院を受診するタイミングなどについて詳しく解説します。
咳を止めたいときの対処法
咳を止めたいときに、すぐにできる対処法をいくつかご紹介します。これらの方法を試すことで、咳の症状を和らげ、快適に過ごすことができるかもしれません。
喉を温める
温かい飲み物や、マフラーなどで喉を温めることで、気道を温め、咳を鎮める効果が期待できます。特に、ハチミツ入りの温かい飲み物は、咳を鎮める効果があるとされています。
のど飴やトローチをなめる
のど飴やトローチには、鎮咳作用や抗炎症作用のある成分が含まれており、咳を鎮める効果が期待できます。
ツボ押しをする
咳に関係しているツボを刺激することで、咳を鎮める効果が期待できます。
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咳を予防するために日頃からできること
咳を予防するためには、日頃からできることがあります。これらの予防策を心掛けることで、咳が出にくい生活を目指しましょう。
部屋を加湿する
40~60%が適切な湿度とされています。水やぬるま湯をこまめに飲み、加湿器などを使って喉が乾燥しないようにしましょう。加湿器がない場合は、タオルなどを濡らして室内に干しておくのも効果的です。ただし、60%以上になるとダニやカビが繁殖しやすくなりますので、加湿器の洗浄を含めて注意が必要です。
外出時はマスクを着ける
人が多い場所に出かける場合など、外出時はマスクを着用するようにしましょう。ウイルスや細菌の飛沫感染やホコリ、冷気、アレルゲンなどを吸い込む量を減らすこと、乾燥を防ぐことが大事です。
うがいをする
定期的にうがいをすることで、口の中に付着したウイルスや細菌を洗い流し、感染を防ぐことができます。
喉を使いすぎないようにする
長時間の会話や大声を出したりすることは、喉を痛める原因になります。
刺激の強い食べ物や飲み物を控える
唐辛子などの刺激の強い食べ物や飲み物は、喉を刺激し、咳を引き起こす可能性があります。
咳が長引いているときはどうすれば良い?
咳が3週間以上続く場合や、呼吸困難を伴う場合は、必ず医療機関を受診しましょう。これらの症状は、風邪以外の病気の可能性があります。
受診すべき主な症状
- 3週間以上続く咳
- 痰が大量に出る
- 呼吸困難、息苦しい
- 胸が痛い
- 発熱
- 体重減少
まとめ
咳は、体の異変を知らせるサインです。軽度の咳であれば、自宅でできる対処法を試してみましょう。しかし、咳が長引いたり、呼吸困難などの症状を伴う場合は、早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けることが大切です。
その咳、慢性咳嗽(まんせいがいそう)かもしれません
咳が8週間以上長引いている状態を「慢性咳嗽(まんせいがいそう)」と呼び、決して年単位で続いているものだけが「慢性」ではありません。その原因は個人によって異なり、原因が特定できれば治療・対処できるかもしれません。詳しくは、「慢性咳嗽(まんせいがいそう)とは?」をご覧いただき、咳で困っている場合は最寄りの病院やクリニックに相談ください。