TREATMENT 治療法
せきの原因と考えられる病気に応じた治療を行います。
せきの原因となっている病気がわかった場合
診断された病気に応じて、以下の治療を行います(表1)。
表1 せきの原因となっている病気に対して使われる治療薬
- ※1
- 吸入薬として2剤もしくは3剤配合剤が使用されることもあります。
肺がんでは、薬物療法や放射線療法、外科療法(手術)、緩和療法が行われます。
せき以外の症状や異常がなく原因となっている病気がすぐにわからない場合
問診、診察、胸部X線などの検査の結果、せき以外に異常が見られずすぐに慢性咳嗽の原因がわからない場合には、吸入薬や飲み薬などが処方されることもあります。
十分な治療を行ってもせきが残る場合(難治性の慢性咳嗽)
原因と考えられる病気の治療を十分に行ってもせきが改善しない場合は、難治性の慢性咳嗽の可能性を疑い、追加の治療や生活習慣の見直しを行います(表2)。
表2 十分な治療を行ってもせきが残る場合
- 引用文献
- 咳嗽・喀痰の診療ガイドライン2019. 東京:メディカルレビュー社;2019.
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2024年3月作成